こんにちは.
一部の人にしか需要がないと思われる一方,あまりにも情報が少ない河川点検士について合格したので記録を残しておこうかなと思います.例題・過去問等もまとめてみようと思います.
さて,この河川点検士とかいう資格,持っている人は簡単とかいうんですが,意外と難しい…覚悟してかかるべきです.
受験資格
そもそもなんですが,この資格は誰もが取れるわけではありません.
受験資格が与えられる条件はこんな感じです.
・河川に関する1年以上の実務経験
・河川維持管理技術講習
講習は申し込みの時にできますので,ネックは実務経験かなと思います.
川が好きです,だけでは受けられない資格ってことですね.
土木系の資格ってほとんど実務経験が求められます.資格のレベル的にはいいことなのかもしれませんが,非土木関係者に対して門が狭いですよね…
合格率
受ける人がそもそも土木関係というのもあり,みなさん口を揃えて「そんなに難しくないよ」と言います…いや…難しかったが…
2023年度の試験合格率は51.5%(合格者数=747人/受験者数=1,450人)だそうです.
まぁ難易度が高い…とは言えないかもしれません…
ただ,繰り返しになりますが,受ける人はほとんど土木関係者だと考えられるので,数字以上に難しい試験であることには間違いありません.
試験スケジュール
基本的には講習会+試験に申し込みます.
申し込むと講習のテキストが届きます.色んなサイトでも書かれていますね.
まずは受講です.テキストに沿って教えてくれます
章ごとによって講師が違ったりするので,人によりますが,抑えておくべきところは教えてくれます.(めっちゃ多い)
受講内容とテキストで勉強をしていくことになります…
勉強方法
みなさんお待ちかね(?)の勉強方法です.
まぁ正直テキストを覚えるっていう感じなんですが,分量も少なくないですし,勘弁してくれ,っていう感じです.
問題について
試験に合格するためには,試験を知ること,ということで問題方式を見てみます.
【CBT 試験】
・形 式:四肢択一式
・出題数:50 問(全問必須問題)
・得 点:100 点満点
・時 間:90 分
特徴とすべきは4択ということでしょうか.筆記ほど細かくは覚えなくてもいいということですね.
過去問(例題?)
正直いくつかのサイトでは過去問や例題が掲載されていますが,なかなか多くないですね,
ちょっと整理してみました.
【自己学習問題(2020)】
http://masaru932.blog.fc2.com/blog-entry-707.html
【予想問題(2018)】
https://sikakusyutoku.biz/archives/57
それからですね,実はいいサイトを見つけてしまいました…ちょっとこういうサイトを共有していいのかわかりませんので調べ方です.
【河川点検士サンプル問題】
https://www.ree.or.jp/outline/sample-question.html
これ見れないじゃないか!という意見多数だと思います.実は…過去のウェブサイトをこのリンクで探すと…
ただですね,これらはあくまで問題の傾向を掴むべきものです.同じ問題は出るとは限らない(過去のものがほとんどであり,多分ほとんどでない)ので,これを解けるようになるのではなく,これをみて勉強の方法を考えるというのがベストだと思います!
感想
いや結構苦労しました.というかあんまり勉強方法が掴めずがむしゃらに読みつつ…って感じでしたね…
試験を受けて,いくつかこれできなかったな…ってやつを書き記しておきます
- 堤防の地震による液状化:どのような条件で液状化が発生しやすいのか…とか
- 過去の水害について:被災事例である鬼怒川や桂川などのイベントについて写真との整合を確認する問題が取れませんでした…(表に書いてあるやつ覚えたのに…)
あとはちょっと忘れちゃいました.またなんか思い出したら書きます.
合格点もそれほど高くないし,問題もそれほど難しくないですが,勉強しないと受かりません(当然)周りの甘い言葉に騙されずに頑張ってくださいね(僕だけかな?)
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